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自作曲=プロフィール?

2005年04月29日

モンキーズ

モンキーズのアルバムの中にマグノリア・シムスという曲があるのですが、昔のSP盤の雰囲気で、わざとレコードノイズを入れています。
このノイズ、取ってしまうこと出来るかどうか、やってみたのですが、結果はダメでした。
こもった音になるだけで、ノイズは完全には消えませんでした。
使ったソフトはD/Noiseというもので、クリックノイズを抽出して取り除くものですが、モノラルのみ。ノイズと音楽、2つのWAVファイルを吐き出すのが面白いところ。

モンキーズのデイドリームが入ったオリジナルアルバムは、意外とノイズが少なく、良い音質でした。
水没再生で更にクリアな音になったせいか、こんな音が入っていたのかと再認識したりしました。
レコードは、無音で全くノイズが無いと、ゴ????という低域ノイズがあります。音楽が始まるとマスキングされ気づかないのです。
針と盤面の走行音なんでしょうね。
水没でこれが消えるので、クリアな再生になるようです。

改めて聴いてみると、モンキーズも名曲多いです。
今の時代では作れない曲ばかり。大ヒットした”デイドリーム”は元より、あまり知られていないアルバム曲でも、良い曲があります。
それから、マグノリアシムスのSP盤効果もそうですが、実験的な曲がいくつかあります。プログレッシブな事をアルバムの片隅でやっているのです。
当時の作られたアイドルバンドなのですが、今とは違います。
その辺、考えてみると、メンバーは、ただ指示されたように歌うだけですが、バックのスタッフは音楽的に、いろいろやりたい事を試すことができたのですね。
絶対に売らなくてはいけないのは、今と同じ。なのに、いろいろ実験的な事ができたのは、音楽シーンそのものが流動的であり、何が売れるのかが、ワンパターンではなかった事があります。
当時を振り返って見れば、次々と新しい音楽が生まれ、それがヒットチャートにも反映されていました。
現在の、どれも似たような曲ばかりが当たり前というのではなかったので、レコード会社も、これを作れ!というような指示はだせなかったのでしょうね。
フランスギャルのアルバムも、そんな感じでしたっけ。

いったい何が変わってしまったのか、考えてしまいます;;;
posted by musf at 10:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 水没録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月28日

アナログレコードのCD化(2)

今度は、私が最初に買ったクラシックのレコード。
モノラルで、かなり古く、プチプチノイズは嵐のようです;;
さすがに水没再生も、まったく無意味なぐらいで、お手上げかなと思われました。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、今では全く手に入らない代物で、最初の”刷り込み”だったせいもあるけど、ベストの演奏なのです。
ピアノの”切れ”と全体の重々しさは、その後に聴いた、どの盤でも、かないません。
記録、という事でノイズはがまんして録音する事にしました。

WAVで取り込んだ後、クリック除去をすると、嵐の轟音は、どしゃぶり雨程度になりました。これでもましな方です。

ここで、ふと、ひらめいたのですが。
モノラル録音なので、音楽は中央からだけ聞えるけど、ノイズは左右のステレオ!
左右のどちらか一つにして、モノラルWAVにすれば、ノイズも半分になる。よしよし(^ ^;)

と、ここで、もう一つ、ひらめきました。
左右のノイズと中央の音楽!
位相の相殺でボーカルキャンセルができますねえ。
ノイズだけのトラックができます!!

そして、ノイズだけのトラックとオリジナルトラックを
位相相殺/中央のボーカルキャンセルすれば、嵐のノイズは消えるのでは??

やってみました。

原理は、センター音を消すのではなく、左右の音を消すです。
確か、そんなフリーソフトがあったはずで、
歌声りっぷ
↑をベクターで見つけでこれをダウンロード。

最初にボーカルキャンセル。これはフリーでいろいろ出ています。
私はT-Racksで作りました。
で、ノイズトラック完成。
”歌声りっぷ”で2つを指定して作成!

これが、なんと、大成功でした。
モノラル録音の有り難みですが、センターの音だけになり、左右のノイズが消えました。
勿論、センターから出てる大きなキズ等は消えません(^ ^;)
それから、多少ワウがかかったような音になり、良い音質とは言えませんが許容範囲。
なにしろ、あの凄いノイズが消えたのですから。

こうなったら、とことん編集してやろうと、
どうせ、モノラルではCDに焼けないのでスレレオ化です。
Pro Tools Freeに取り込んで、Reverb付加。
ステレオの残響がついて、以前の音とは信じられない音になりました。
めでたし、めでたし。
posted by musf at 12:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 水没録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月26日

サントラ/卒業

このアルバムはCBSがコロンビアからソニーに変わった最初のタイトルでもありました。
微妙な時期だったのでしょう、シングルの”サウンド・オブ・サイレンス”は、コロンビアとソニーの両方から発売される形になりました。
コロンビア盤がモノラルで、ソニーがステレオ。
録音は、まったく別もので、私はコロンビア盤が好きでした。
ソニー盤のステレオ録音は、ヴォーカルの音像が大きすぎて、
バックのサウンドから浮いていたので。

サントラに入っていたのは、勿論ステレオ盤。
後に発売される”サウンド・オブ・サイレンス”は全てステレオ録音なので、コロンビア盤は埋もれてしまった感じです。
今、ボックス物とか、何かの盤に入っているのでしょうか?

同様にモノラルとステレオがあるのは、モンキーズの”デイドリーム”で、これもモノラル盤が優秀でした。
優秀なスタジオミュージシャンだと、オリジナルと全く変らない録音が出来るんだなあとも言えますが、やはり微妙に違うのです。

ビートルズにもモノラル盤アルバムが、ありますが、これはミックスでのモノラルで、録音は同じなので別ケース。

卒業の話の戻って、”サウンド・オブ・サイレンス”は既存の曲だったのですが、映画と共に大ヒット。
映画の為に作ったのは”ミセス・ロビンソン”の方だったのですが、残念ながらサントラには短縮バージョンのみ。
”スカボローフェア”は同じトラックをフルートを挟んで2度使い、時間かせぎのような事をしています。
名曲だけど、これはやりすぎ。
posted by musf at 09:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 水没録音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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