
東京国立博物館で「皇室の名宝―日本美の華」というのをやっていて、その中で伊藤若冲:『動植綵絵』(どうしょくさいえ)が展示されているので、行ってきた。(月曜日)
最終日前日ということもあり混雑していたけど、動植綵絵は更にすごい人だかり。1分間で数センチぐらいしか移動しないという、博物館お決まりの状態。いつもなら後方から眺めて、なる程ねってところだけど、伊藤若冲だけは別格、動くまで待ってやる覚悟で最前列に張り付く;
とにかく、実物は凄い。
印刷されたものと、まるで色が違うし(照明の違いとか差し引いても)これは印刷物では表現できないということなのかしら。
この動植綵絵は、とても色使いが鮮やかで、印刷物でも奇麗に見えるけど、実物は、強烈な色彩感覚でありながら、淡い幻想的な世界が描かれているように思える。
動植綵絵に一番、驚嘆したのは色彩感覚ではなくて、ハーモニーのような、なんとも説明しがたいのだけど、描かれている全てが関連しあっているかのような空間。なにか音楽的にも感じるところがあった。
また、若冲はこんな↓絵も書いていて、とても好きなんだよね。
