2018年04月28日

アナログレコードの誤解

アナログレコードの人気が続いているようで、今日の新聞にも取り上げられていた。
読んでると、なんか違うんだよなぁ、という思いがあって、ちょいと書いてみる。
新聞には、【再生できる音域の例】というグラフがあって、CDが22kHzに対しレコードが100kHzとの表示。
確かに理論的には間違ってないけど、全てのアナログ盤が、こうなっているわけじゃない。
ダラ下がりに100kHzまで伸びているというのは考えられないぐらい特殊な盤だろう。
そんな性能のマイクやテープレコーダーも聞いたことないし。それを再生するカートリッジやスピーカー、ヘッドフォンも無いに等しいだろう。
世の中には、理論的に正しいという根拠で、0.1%が99%の印象に置き換えられるということが多くある。
健康食品や、こういう使い方が正しい等々、みんなそれで軽く操られているのでは?

通常、アナログレコードを聴いていて、明らかに高周波が出ていると感じることは少ない。
CDでも、限界まで綺麗に記録されているのは希。
ギラついた感触を嫌い、まろやかな味つけのマスタリング弊害もある。多くはこれ。
アナログレコードで最も多くの高周波を生むのは、プチノイズだったりする。
ゴーという低周波も意外と忘れられているし。
アナログレコードが実は補正音源というのも忘れられている。(低域はそのまま溝に刻めない−RIAA規格)
音的にはマイナスな規格で、レコード音質というのが、これで作られていたりもする。
中低域の膨らみが、やや減り、聴感上とても聴きやすい、というのがプラスな面。
アナログレコードには多くの魅力があるのだけど、それがCDより勝っているという比較は、もういい加減にしてほしいところ。
別物なんだから。
そして、それによってCDという規格が冷たいデジタル音という間違った印象で扱われるのも、いい加減にしてほしい。

CDとレコードの比較記事について
ネット上には多くの記事が散乱しているけど、この違いの殆どは、アナログとデジタルの違いでも、規格の違いでもなく、
マスタリングの違い!
デジタルになったら、音はどう変化するのか?
それをハッキリさせるのは、アナログレコードの音をデジタル回路を通して聞けば解る。
1.アナログレコードのまま再生、2.途中でデジタル回路を通す(自分でデジタル録音44.1kHzしてもよいけど)
この違いは、まず解らないはず。
当たり前でね、そんな色づけされたらデジタルにする意味もない。

全ては、小さな理論を元に大きく印象を与えようとする、人間の意図なのよね。
posted by musf at 07:34 | Comment(0) | Music Creation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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