2017年12月25日

好きな音とは?

好きな色は何ですか、と聞かれる事はあっても、好きな音は何ですか、と聞かれた事は一度もない。
もし聞かれたなら即座に答えられるぐらい、自分には好きな音があった。
幼少時まで遡るのだけど、それが”靴の音”。
コツコツという音に、ちょいと砂混じりのジャリなんて入ったらなお良い。
子供が履く靴で、そんな音がするのは滅多になく、親に散々駄々をこね、知り合いから、いらなくなった古い革靴を貰い受け、それを喜んで履いていたという記憶がある。
(BeatlesのBlackbirdに異常に反応したのは当然か)
好きな音、それは生の現実音であったものが電気的に記録された再生音へ変わる。
一つの音だったものが、録音されたものになると、再生装置の違いで無限に変化することになる。
その過程は、聴覚が共通感覚ではなくなり、一個人の独自の世界へ移行していく。
自分が他人と同じ音を聴いているという範囲だけで生きていくことはできない事に気づく。
でも、それはたいした問題ではなく、何が必要なのか、という聴覚範囲で困る事はないのだ。
わけの解らない事を言っていると他人に思われる程度で済む。
posted by musf at 03:55 | Comment(0) | Music Creation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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